ノワルエラ・トゥワイス・エイダス・ラーラトゥータ
既に滅んだ霧深い国の若き王。滅亡の際に受けた銃弾により一度死に、その後不定期に心臓が止まったまま生きるという体になった。死体の状態の時はかなり低めの体温となり体の動きもやや鈍い。半死、軽死などの状態があるらしく、その時は鼓動の早さや体温の維持などに影響が出る模様。肉体的な欲求がかなり薄れ、食事などを取らなくてもそれほど困らない状態となっている。呼吸を初めとする新陳代謝も常人のそれよりかなり乏しく、また体が死に近いほど感覚も鈍ると思われる。略称はノラ。
元はもう少し理性的で腹の読めない所がある性格だったが、保護されるまでの間に少々抜けたものがあるように見られる。
名前は順に真名、王家十二番目の子、八代目、土地もしくは一族に引き継がれた名を示している。蛍火色の長い髪を簡単に結い上げて纏め、その位置に冠(と称する装飾品)を付けるのが一応の習わしだが特に気にもしていない。感性豊かで思慮深く、やや空想癖があり机上、もしくは頭の中での計画をそのまま遂行する向きがあったため一国の担い手としては実力不足なところ(後述)。数手先の利益を見越してリスクを負う事も厭わないがその為なら人民を手駒のように扱うことも躊躇しない。但し「形だけとも信頼無くして力無し」をモットーとしており、またその理念に惹かれてか閉鎖された国の中で最後まで殆どの国民は彼を慕っていた。
ゆるやかに衰退していく国を憂い、民衆達の手で間接的に一度国を消滅に追い込むがその下には別の目的があるとされている。
ルーニヒ=グラスタ
数少ない交流のあった国の王。表向きはノワルエラを保護、ないし重要参考人として預かっているが、国の再建や復興の言葉に興味を示し少なからず観察するような動向も見られる。幼名はルゥ=ネイヴ=グラスタ。
イソラ
ノワルエラに銃を向けた張本人にして彼の側近。何らかの理由があって生まれた国から逃がされ国境の森を彷徨っていたところを拾われる。王の計画する内容に即した情報の収集や細かな管理を任され、良き関係を保っていた。
キーティイ
ノワルエラの所有する空想上の動物。熱帯魚に似た長い尾を持つ透き通った魚で、鳥籠の中に飼われていた。
備考
ノワルエラの設定はFSSの主人公、アマテラスのミカドから大分引っ張ってきています。つまり彼の理想と目的、および結末はおおむね同じといったところです。
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